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2017.01.23 Monday

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    2016.03.24 Thursday

    エピソード55/バレンタイン

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      今日もまた、俊之の家に皆が集まっている。

       

      そして今日はバレンタインデーでもあった。

       

      絵美「ねぇ、ねぇ。俊君は幾つ貰ったの?」

       

      俊之「俺は10個くらいかな」

       

      由佳「結構、沢山、貰ったじゃん」

       

      俊之「っても、絵美の以外は全部、義理チョコだけどな」

       

      由佳「大竹君は幾つ貰ったの?」

       

      淳「俺も10個くらいだよ」

       

      俊之「でも、大竹のは殆ど、本命だろ!?」

       

      淳「う〜ん。どうなんだろうな」

       

      由佳「はっきりしなさいよ」

       

      淳「だって、貰った方からは、はっきりは分からねーよ」

       

      俊之「そんな事はないだろ!? 義理チョコを貰う様な関係だったかどうかくらいは」

       

      淳「まあ、そうなんだけどさ。どこまで本気なのかは分からないじゃん」

       

      俊之「そりゃ、どこまで本気かは、ともかく、義理じゃないのは一応、本命だろ」

       

      淳「そういう事なら、山ノ井の言う通りになっちゃうのかな」

       

      俊之「そんじゃ、チョコはみんなで、おやつにしようぜ」

       

      そう言いながら、俊之はチョコをテーブルの上に出した。

       

      由佳「いいの!?」

       

      俊之「いいよ。義理チョコだったら、別に他の人に食べられてもいいべ」

       

      由佳「でも、私があげた奴もあるじゃん」

       

      木綿子「私のもある。自分があげたのを食べるのって、ちょっと変だね」

       

      俊之「絵美から貰った奴だけ後で、ゆっくり自分で食べるから」

       

      淳「俺も出そうか!?」

       

      俊之「大竹のは自分で食べてやれよ」

       

      淳「佐藤と川村から貰った奴は義理だべ」

       

      俊之「それは出しな」

       

      淳は由佳と絵美から貰ったチョコを出した。

       

      由佳「また私があげたチョコが増えちゃったわ」

       

      そして皆でチョコを食べ始める。

       

      俊之「佐藤は本命、誰かにあげたの?」

       

      由佳「うっさいわね。そんなの、あんたに言う必要はないわ」

       

      俊之「うはは。本命、いないんだべ。早く見つけろよ」

       

      由佳「余計なお世話よ」

       

      淳「何!?佐藤は本命がいねーの!?」

       

      由佳「うん。正直に言うと、今年は見つからなかったんだ」

       

      俊之「何だよ。俺と大竹とじゃ、全然、対応が違うじゃないか」

       

      由佳「当たり前でしょ。山ノ井君と大竹君を同じにしちゃったら、大竹君に失礼じゃん」

       

      俊之「何だよ、それ。 長谷川に言われるなら、まだしも、佐藤にそう言われる筋合いはないと思うけど」

       

      由佳「あるわよ。顔でそう決まっちゃうのよ」

       

      俊之「そうなのか!?」

       

      俊之は絵美に訊いた。

       

      絵美「う〜ん。やっぱり顔じゃ、俊君、大竹君には敵わないかな」

       

      俊之「何だよ。絵美までよー」

       

      由佳「まさか、あんた、大竹君と顔で勝負が出来るとでも思っているの!?」

       

      俊之「うっせーな。俺だって、そんな風には思っていないけどよ」

       

      由佳「だったら、文句なんて言う必要はないじゃん」

       

      俊之「分かったよ。そんじゃ、俺は台所で勉強をするわ」

       

      そう言って、俊之は立ち上がって台所へ行った。

       

      由佳「それじゃ、私達も勉強を始めましょ」

       

      木綿子「そうだね」

       

      由佳、木綿子、絵美、淳の4人もリビングで勉強をし始める。

       

      そして俊之は台所で、他の4人はリビングで、夕方まで勉強を続けた。

       

      夕方になると先ず、木綿子と淳が帰る。

       

      由佳は2人に気を遣って残った。

       

      そして俊之がリビングに戻る。

       

      由佳「あの2人、どうなっているんだろうね?」

       

      絵美「気になるよね」

       

      俊之「長谷川から話を聞いていないの?」

       

      由佳「木綿子の話じゃ、何の進展もないみたいだけど」

       

      俊之「そうなんだ」

       

      絵美「俊君は大竹君から話を聞いていないの?」

       

      俊之「俺は聞いていないな」

       

      由佳「そうなんだ」

       

      俊之「だって、あの2人、まだ微妙な感じじゃん。中々、訊き辛いよ」

       

      由佳「そうなのよね〜」

       

      俊之「暫くは、そっとしておけば、いいんじゃない」

       

      由佳「そうだね。でも、私だけ一人で帰らなきゃならないんだよね」

       

      俊之「うはは。つい本音が出たな」

       

      由佳「うるさいわね」

       

      俊之「佐藤、今日、ウチで夕飯を食べていけよ」

       

      由佳「いいの!?」

       

      俊之「いいよ。そうしたら、俺と絵美で送ってってやるから」

       

      絵美「そうしなよー」

       

      由佳「じゃあ、ご馳走になろうかな。山ノ井君のお母さんの料理、美味しいもんね」

       

      絵美「うんうん。本当にすごく美味しいよね」

       

      由佳「お母さんに電話をしておこ」

       

      絵美「私も」

       

      由佳と絵美は自分の携帯で自宅に電話した。

       

      そして電話を終えると、3人は再び、おしゃべりを始める。

       

      もう幾らもしない内に俊之の母も帰って来るだろう。

       

      そんなバレンタインデーの夕方であった。

      2017.01.23 Monday

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