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2017.01.23 Monday

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    2016.04.04 Monday

    エピソード66/返事

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      由佳がコンビニでアルバイトをしている。

       

      明日から中間テストが始まるが、由佳はすでに成績が落ちる事を覚悟していた。

       

      それよりも今日は"片桐 仁"という男が由佳の返事を聞きに来るはずである。

       

      由佳にとっては、そちらの方が気が気でならなかった。

       

      今は客が一人、来ている。

       

      食料品のコーナーで買うものを選んでいる最中の様だ。

       

      そして仁がコンビニに、やって来る。

       

      仁はコンビニに客がいる事に気付き、雑誌のコーナーへ行って立ち読みを始めた。

       

      食料品のコーナーにいた客がレジへと、やって来る。

       

      そして会計を済ませると店を出て行った。

       

      それを確認した仁が雑誌と缶コーヒーを持ってレジへと、やって来る。

       

      仁「手紙、読んでくれた!?」

       

      由佳「はい」

       

      仁「俺なんて、全然、興味を感じなかったかな!?」

       

      由佳「いえ。そんな事はないです」

       

      仁「じゃあ、今度、一緒にドライブに行ってくれるかな?」

       

      由佳「あの、」

       

      仁「何?」

       

      由佳「友達と一緒でも、いいですか?」

       

      仁「ああ。構わないよ。でも、その友達って何人?」

       

      由佳「二人です。私の友達とその彼氏で、その彼氏は、この間の男の子です」

       

      仁「二人だったら、全然、問題はないよ」

       

      由佳「それなら、私はOKです」

       

      仁「じゃあ、いつがいいかな?」

       

      由佳「今週、テストがあって、その後に修学旅行があるんです」

       

      仁「そうなんだ」

       

      由佳「だから、その後でいいですか?」

       

      仁「それじゃ、仕方がないもんな。それと名前だけ、先に教えて貰えるかな!?」

       

      由佳「佐藤由佳といいます」

       

      仁「由佳ちゃんね。じゃあ、これ。俺の携帯の番号を書いておいたから」

       

      仁は1枚のメモを由佳に渡す。

       

      仁「まだ先の話になっちゃうみたいだから、詳しい日程は電話で決めよう」

       

      由佳「はい」

       

      仁「先ず、そっちで都合のいい日が決まったら、連絡を頂戴」

       

      由佳「分かりました」

       

      仁「それじゃ、楽しみにしているよ」

       

      そう言ってから、会計を終えた仁が店を出て行く。

       

      改めて話をしてみると、益々、感じがいい様に感じた。

       

      更に、初めて意識して仁の顔を見た由佳は、すでに仁に惹かれ始めている様だ。

       

      店先の花壇にあるパンジーの花が楽しそうに風に揺らいでいた。

      2017.01.23 Monday

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