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2017.01.23 Monday

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    2016.04.05 Tuesday

    エピソード67/修学旅行を控えて

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      俊之「よく絵美だけ成績が落ちなかったな」

       

      絵美「えへへ。多分、俊君と一緒に夜は勉強をしていたからじゃないかな」

       

      俊之「昼間は勉強をしていなかったの!?」

       

      絵美「実を言うと、そうなんだ。木綿子が余り来れなくなったじゃん」

       

      俊之「うん」

       

      絵美「由佳が木綿子がいないと勉強をする気になれないって」

       

      俊之「そうなんだ。でも、俺がいる時は、ちゃんと勉強をしていたんじゃない!?」

       

      絵美「うん。だから、私と由佳が二人きりになっちゃうと駄目みたい」

       

      俊之「そっか」

       

      絵美「それで、私は由佳のおしゃべりに付き合っているんだ」

       

      俊之「それって、佐藤が絵美に付き合っているんじゃないの!?」

       

      絵美「違うもん」

       

      俊之「そっか。とにかく、それで分かったよ」

       

      絵美「何が?」

       

      俊之「佐藤と長谷川の成績が落ちた理由」

       

      絵美「もう少しで由佳に勝てたのにな〜」

       

      俊之「勝ちたいんだったら、もっと、ちゃんと勉強をしろよ」

       

      絵美「え!?そう言われると、そうなんだけどね。えへへ」

       

      俊之「それより修学旅行は何処へ行こうか?」

       

      絵美「そうそう。今日は、その話をするんだったよね」

       

      俊之「何処か、行きたいところはある!?」

       

      絵美「う〜ん。ハウステンボスは外せないかな」

       

      俊之「ハウステンボスかぁ。みんなも行きそうだな」

       

      絵美「そうだけどねー」

       

      俊之「だったら、二人きりにさせて貰う必要はなかったかもな」

       

      絵美「えー。そんな事はないよー。私は俊君と二人で行きたいもん」

       

      俊之「俺だって、そうだけどさ。結局、ハウステンボスで知っている奴等と顔を合わすんじゃって」

       

      絵美「確かに、そうなんだけど、修学旅行で二人きりになれるのは自由時間しかないじゃん」

       

      俊之「分かっているよ。じゃあ、ハウステンボスは決まりかな」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「他は何処に行こうか!?俺達だけ班を抜け出して二人きりになれるんだから、何か思い出を作れる様なところへ行きたいんだけど」

       

      絵美「そうだね〜。私は後は何処でもいいかな」

       

      俊之「何だよ、それ」

       

      絵美「俊君と一緒なら、何処でもいいって事」

       

      俊之「そんな事を言ったら、俺だって絵美と一緒なら、何処だっていいよ」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「だから、一緒に考える事にしたんだべ」

       

      絵美「じゃあ、ちょっと、それを見せてよ」

       

      俊之「じゃあ、こっちに来いよ」

       

      絵美「分かった」

       

      絵美が俊之の対面から隣に場所を移して、一緒にガイドブックを見始める。

       

      修学旅行は広島と長崎へ行く事になっていた。

       

      そして長崎では班単位での自由時間がある。

       

      その自由時間で俊之と絵美は、それぞれの班を抜け出して、二人で行動をする事になっていた。

       

      集合時間の前に集合場所の手前で、それぞれの班に合流をする事にして。

       

      勿論、それぞれの班のメンバーの了解と協力があっての事だ。

       

      そして二人は俊之の部屋で、その自由時間での計画を練っている。

       

      修学旅行を終えれば、幾らもしない内に梅雨入りするのかもしれない。

       

      そんな初夏の夜であった。

      2017.01.23 Monday

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