2017.01.23 Monday

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    2016.03.16 Wednesday

    エピソード47/二人の中心

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      俊之と絵美は絵美の家で夕飯を済ませると、俊之の家の方へと、やって来ている。

       

      そして俊之の部屋で二人きりであった。

       

      しかも今日は、俊之の母も遠方の法事へ出かけており、帰って来るのは明日になってからだ。

       

      だから、今、俊之の家には俊之と絵美の二人きりという事にもなる。

       

      こんな機会は滅多にないと、絵美は俊之の家に泊まりに来ていた。

       

      そして二人は先ず、勉強をする。

       

      冬休み中も大晦日とその前日、正月の三箇日以外は勉強をしていた。

       

      今日も、いつも通りに勉強を続けて、0時を幾らか過ぎたところである。

       

      俊之「そんじゃ、そろそろキリのいいところで止めよう」

       

      絵美「分かった」

       

      俊之はすでに勉強を止めていた。

       

      絵美の方も幾らもしない内に勉強を止める。

       

      絵美「終った〜」

       

      俊之「お疲れさん」

       

      絵美「お疲れ様」

       

      そして俊之は一度、立ち上がって自分のベッドへ座る。

       

      絵美もそれを見て、立ち上がって俊之の隣へ座った。

       

      俊之「絵美がウチに泊まりに来るのは久しぶりだな」

       

      絵美「そりゃ、そうだよ。年末年始を挟んでいるんだから」

       

      俊之「しかも、今日はお袋も居ないし」

       

      絵美「そんな事を言っていていいの!?」

       

      俊之「何が?」

       

      絵美「だって、親戚に不幸があったんでしょ!?」

       

      俊之「そうだけど。俺達に関係はないよ」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「とにかく、俺達、今年はついているよ」

       

      絵美「何で?」

       

      俊之「だって、正月じゃなきゃ、ウチのお袋は多分、行かなかったと思うんだ」

       

      絵美「そうなの!?」

       

      俊之「うん。しかも、今年は丁度、正月が終って週末じゃん」

       

      絵美「そうだね」

       

      俊之「たまたま休みだったから行けたんだよね」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「仕事を休んでまで、行かなければならない関係でもないんじゃないかな」

       

      絵美「どういう事!?」

       

      俊之「親父の兄弟だからさ。お袋は直接の関係はないじゃん」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「それも、その伯父さんの奥さんが亡くなったんだから」

       

      絵美「なんか、ややこしいね」

       

      俊之「ははは。とにかく、仕事が休みだって事で、そういう関係でも行かない訳にはいかなくちゃったみたいでさ」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「親父方のお年始に行った時にさ」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「みんなで、もう危ないらしいって話はしていたんだよね」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「そうしたら、次の日だもんね」

       

      絵美「私がお母さんの方のお年始に行った日!?」

       

      俊之「そう。お袋が帰って来たら、留守電に訃報が入っていたんだって」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「それで、すぐに、こっちにいる親戚の人達と段取りを決めて、一緒に行く事になったんだって」

       

      絵美「お母さん、大変だね」

       

      俊之「お袋はな。でも、俺達はラッキー」

       

      絵美「そんな事を言っちゃいけないよ〜」

       

      俊之「そうかもしれないけど、俺からしたら、殆ど知らない親戚だからさ」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「2度くらいしか会った事がないし、その内、1度は俺がまだ小さかったから、余り覚えていないくらいなんだもん」

       

      絵美「そんな親戚がいるんだ」

       

      俊之「その親戚は、殆ど実家には帰って来ないみたいでさ」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「沖縄の親戚の方が距離は遠いんだけど、殆ど毎年、帰って来るんだよね」

       

      絵美「それって、やっぱり、経済的な問題で違いが出来ちゃうのかな!?」

       

      俊之「それも、あるのかもしれないけど、兄弟仲の問題でもあるみたい」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「ウチの親父、9人兄弟だって言ったじゃん」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「それだけいると、他の兄弟と上手くいかない子も出てくるみたいでさ」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「それで、その伯父さんは他の兄弟達と親戚付き合いがしたくないからって、岩手まで行ったみたいなんだけどね」

       

      絵美「でも、そんな人だったら、連絡とかもしなさそうじゃない!?」

       

      俊之「いや。一人だけ仲の良かった兄弟がいたみたいでさ」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「その親戚とはマメに連絡はとっていたみたいなんだ」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「それで可笑しいのがさ」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「実家には全然、連絡がなかったんだって」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「まあ、岩手の伯父さんからすれば、親戚付き合いがしたくないからなんだろうけど」

       

      絵美「それで、いいのかな!?」

       

      俊之「いや。それでも普通、こういう事は実家には知らせるでしょ。だから、それで、ちょっと行くの行かないのって、揉めたりもしたみたいなんだ」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「長男の伯父さんは立場がないじゃん」

       

      絵美「そうだよね」

       

      俊之「でも、揉めたから、かえって結束を生んで、皆で行く事になったみたいなんだ」

       

      絵美「どういう事!?」

       

      俊之「だから、もし実家に、ちゃんと連絡が入っていて、すんなりいっていれば、何人かが代表をして行く感じになったのかもしれないみたい」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「だけど、長男の伯父さんが怒っちゃって、行かないとか言い出しちゃったみたいで」

       

      絵美「それで?」

       

      俊之「だったらって、他の親戚の人達が皆で行こうってなってさ」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「そうなると今度は、長男の伯父さんも行かない訳にはいかなくなるじゃん」

       

      絵美「何で?」

       

      俊之「本来、一番、行かなければならない立場なのは長男の伯父さんって事になるでしょ。 だから、皆が行くのに長男の伯父さんだけ行かないってのは、おかしいでしょ」

       

      絵美「そう言われると、そうだね」

       

      俊之「でも、岩手の伯父さんからしたら、そんなに大袈裟にはしたくなかったんじゃないかなって」

       

      絵美「そうだよね」

       

      俊之「結局、関係が疎遠になっていたから、大袈裟にしたくないものが大袈裟になっちゃったって。 そう考えると、可笑しいでしょ!?」

       

      絵美「うん。ちょっと笑えるね」

       

      俊之「岩手の伯父さんは親戚付き合いが嫌で、岩手まで行ったのに」

       

      絵美「あはは」

       

      俊之「でも、他の親戚の人達は岩手の伯父さんのところとは、こういう機会でもないと会いないからって、盛り上がっちゃったみたいでさ」

       

      絵美「なるほどね〜」

       

      俊之「あっちで久しぶりに全員集合するみたい」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「それで、お袋は親父の身代わりになっちゃったみたい」

       

      絵美「親戚が多いのも色々と大変なんだね〜」

       

      俊之「多過ぎるのは大変なのかもしれないけど、俺からしたら羨ましいかな」

       

      絵美「俊君、兄弟がいないもんね」

       

      俊之「絵美には隆行がいるもんな〜」

       

      絵美「私は弟より、お兄ちゃんが欲しかったけど」

       

      俊之「あはは。隆行、可哀相〜」

       

      絵美「だって、弟って生意気なんだもん。年下だったら妹の方が良かった」

       

      俊之「どっちにしろ、隆行は嫌なのかよ」

       

      絵美「嫌って訳じゃないけどね〜」

       

      俊之「そっか」

       

      絵美「俊君は兄弟だったら、どんな関係が良かった?」

       

      俊之「俺は何でもいいかな」

       

      絵美「何、それ」

       

      俊之「だって、いないからさ。いるんだったら、どれでもいいって感じ」

       

      絵美「つまんないの〜」

       

      俊之「そんな事を言うなよ。 俺は兄弟なんていなくても、絵美が居てくれれば、それでいいんだから」

       

      絵美「また誤魔化そうとしているでしょ!?」

       

      俊之「バレた!?」

       

      絵美「そんなの分かるよ〜」

       

      俊之「でも、本当の事でもあるんだよ」

       

      絵美「そっか。ありがとう」

       

      俊之「絵美。好きだよ」

       

      俊之がそう言って、絵美にキスをする。

       

      数瞬の間、キスをした後、唇をゆっくりと剥がす。

       

      絵美「私も俊君、大好き」

       

      俊之「そんじゃ、Hをしようぜ〜」

       

      絵美「うん」

       

      二人は服を脱ぎ、下着だけの姿になって布団の中に潜り込む。

       

      そして俊之は絵美にキスをし体中を愛撫しながら、絵美の下着を剥ぎ取っていく。

       

      その後で俊之も自分のトランクスを脱いで、ペニスにコンドームを付ける。

       

      俊之はペニスをゆっくりと絵美の中へと入れていく。

       

      そして、いつもの様に二人はHをした。

       

      Hを終えると、二人は布団の中で寝転がる。

       

      俊之は半身になって、絵美の方を向く。

       

      絵美「俊君チでHをしたの、すごく久しぶりだね」

       

      俊之「そうだな。って、多分、また暫くは出来なくなるだろうけど」

       

      絵美「そうだよね」

       

      俊之「お袋が泊まりで出かけるなんて、滅多にないからな」

       

      絵美「そういえば、ウチも親だけで泊まりになんて、出かけないな〜」

       

      俊之「だろ!?」

       

      絵美「家族みんなで旅行に行く事はあってもさ〜」

       

      俊之「だから、俺達は今年、ついているんだよ」

       

      絵美「そうかもしれないね」

       

      俊之「夏休みには沖縄にも行くしな」

       

      絵美「楽しみだね」

       

      俊之「それで、沖縄の伯母さんも、今、皆と一緒に岩手まで行っちゃっているからさ」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「明日、帰りにウチへ寄ってくれるって」

       

      絵美「じゃあ、明日、私はアルバイトが終ったら、俊君チに来ればいいの?」

       

      俊之「う〜ん、と。こっちに着くのは夜になっちゃうみたいだから、絵美んチで夕飯を食べてからの方がいいのかな!?」

       

      絵美「私がこっちで夕飯を作ればいいじゃん」

       

      俊之「作ってくれる!?」

       

      絵美「いいよ。でも、おかずは少し、バイト先から貰ってきちゃお」

       

      俊之「何を作ってくれるの?」

       

      絵美「それは、まだ分かんない」

       

      俊之「そっか。楽しみだな」

       

      絵美「私はちょっと緊張をしちゃうな〜」

       

      俊之「大丈夫だよ。沖縄の伯母さんも、すごくいい人だし」

       

      絵美「うん」

       

      俊之「夏休みに沖縄へ行く時にお世話になるんだから、顔合わせをしておいた方がいいでしょ」

       

      絵美「分かっているって。俊君、同じ事を、この間も言ったじゃん」

       

      俊之「そうだったね。でも、どうなる事かと思ったよ」

       

      絵美「ふふふ」

       

      俊之「絵美を伯母さんに紹介する時間がなくなっちゃうんじゃないかって」

       

      絵美「私もどうなるんだろう〜って思っていたけど」

       

      俊之「とにかく、沖縄の伯母さんが一番、大変なんだよな」

       

      絵美「そうだよね」

       

      俊之「沖縄から、こっちへ来て岩手まで行って、岩手から、こっちに戻って来て、それから沖縄に帰るんだからさ」

       

      絵美「日本縦断だね」

       

      俊之「本当にそんな感じだよな」

       

      絵美「俊君は明日もアルバイトは休みなんだよね」

       

      俊之「うん。でも、明日、俺は一日、勉強かな」

       

      絵美「そっか」

       

      俊之「今日、遊んじゃったから、今日の分も明日やらなきゃ」

       

      絵美「私も一緒に遊びたかったな〜」

       

      俊之「ふふふ。仕方がないじゃん」

       

      絵美「そうだけどさ〜」

       

      俊之「まだ話をしていなかったけど、今日、香織ちゃんも来たんだ」

       

      絵美「え!?そうなの?」

       

      俊之「うん」

       

      絵美「ずる〜い。私も会いたかったな〜」

       

      俊之「さっきはお父さん達も居たから、香織ちゃんの事は話さなかったけど」

       

      絵美「何で!?もう、お父さんもお母さんも香織ちゃんを知っているじゃん」

       

      俊之「隆行、余り細かい事まで、お父さん達には知られたくないみたいだし」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「俺達だって、そんなに細かい事までは話さないだろ!?」

       

      絵美「私はお母さんに話をする時はあるかな」

       

      俊之「そうなんだ」

       

      絵美「でも、話をしていない事も沢山、あるかな」

       

      俊之「だろ」

       

      絵美「それで、香織ちゃんとは、どんな話をしたの?」

       

      俊之「大した話はしていないよ」

       

      絵美「そうなんだ」

       

      俊之「ただ、俺達の中心にいるのは絵美なんじゃないかって、みんなで話をしたんだ」

       

      絵美「何、それ!?」

       

      俊之「俺、絵美と付き合っていなかったら、佐藤や長谷川と親しくなんてなっていなかったと思うし」

       

      絵美「そうかな!?」

       

      俊之「そうだよ。俺からしたら絵美の友達だったからだし、佐藤や長谷川からしたら俺が絵美の彼氏だったからだって」

       

      絵美「そういうもんなのかな〜」

       

      俊之「それに絵美と付き合っていたから、隆行や香織ちゃんとも知り合えたんだし」

       

      絵美「それは、そうかもしれないね。隆行は私の弟だもんね」

       

      俊之「そう考えると、俺達の中心にいるのは絵美って事になるんじゃない!?」

       

      絵美「私が中心なのか〜。なんか、ちょっと照れ臭いね」

       

      俊之「少なくとも、俺の中心にいるのは絵美だよ」

       

      絵美「だったら、私の中心にいるのは俊君だよ〜」

       

      俊之「ありがとう」

       

      俊之はそう言って、絵美の頬に軽くキスをした。

       

      絵美「ねぇ。もう一回、しようよ」

       

      俊之「うん」

       

      俊之は絵美にキスをして、2回戦へと突入をした。

       

      そうして俊之の家で二人きりの夜を過ごす。

       

      明日で冬休みも終る。

       

      そんな真冬の夜の事だった。

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